令和6年度最後の質問となります。
世田谷区の教育が持続可能なものになるようなおもいを乗せて質疑しました。
以下内容です。
現時点で小学校の先生が23人、中学校で5人の欠員が出ているということで、
4月からの新年度は大丈夫なのか、
仮に充足しなくとも特定の教員に負担がかかるような状況にしてはいけないと意見しました。
新年度予算に新規政策として区費での教員加配がスタートすることになり、
それらの政策の精度を上げることも取り上げました。
またここ2年間取り上げてきた学校現場でのお金のやり取りを止めるようにという政策では新年度予算に
「学校徴収金事務の負担軽減」1105万円が新規予算として計上されました。
初年度は一部の学校のみの導入なので、
関係する事業者の意見も聞きつつ、早い段階での全区展開を意見しました。
登校前の児童見守り政策についても質問しました。
共働きが当たり前の昨今、学校が始まる前に学校に子どもの居場所を作って欲しいという区民の声を受けての質問でしたが、
先行する自治体の事例を提示し、教訓にして、
これも早い段階での全区展開を求めました。
次に不登校の子ども達について取り上げました。
不登校で学校以外の選択肢を持っている子どもは2%しかいないというデータもあり、
様々な取り組みが必要であると感じています。
区は昨年6月からメタバース空間を導入しており、
その部分を当事者の意見も聞きつつ、
さらに魅力的な空間にしていくことが一つの答えになるので進めていくことを求め、
保護者向けにもメタバース空間でのイベント開催を行うなど
可能性の広がりを考えることも必要ではないかと述べさせていただきました。
また、教育委員会が直接関わることがない
フリースクールについても存在を意識し、情報の共有、ゆくゆくは連携できる可能性を探ることも
必要ではないかと意見しました。
教育に関わる皆さんにはフリースクールを認めたくない方もおられると思います。
それでも子ども達の可能性を考えれば
思想信条を横に置いて連携をして欲しいと思います。