本日は9:30から特別委員会の正副委員長会、10:00から表題の委員会を開催致しました。
レジメを見ながらお読み下さい。
(1)今までの委員会で報告された1期工期延伸分の
損害金⒉7億円に関して世田谷区と大成建設の交渉の結果、
大成建設側の責任者である
大成建設株式会社東京支店 常務執行役員支店長
中村有孝氏の印付きで確認書が届いたことが報告されました。
(大成建設側が了解したということ)
(2)今回の損害金に人件費を付け加える考えの詳細が
区側から示された。
今回の延伸の結果、専任組織(庁舎管理担当部)の職員が
終わっていれば新たな業務ができたはずだということで、
1億円近い金額の詳細が報告されました。
各委員からはこの委員会に拘束されているDX関連(庁舎問題とは関係ない)
職員は他の仕事をできたのではないか?
など様々な意見が出されました。
(3)今までは庁舎の工事の契約で金額が変更されても
区長の専決処分として処理されましたが、
議会でのルールが変更されたことにより、
今後は議案として区議会での議決が必要になります。
その初めての事例である議案が令和7年2月に議会に諮られることになるので、
8億4349万円の増額とその内容説明が改めて報告されました。
スライド条項の適用・樹木の伐採・アスベスト除去・西棟エスカレーター工事中止、
が内容となります。
議案自体は企画総務常任委員会で諮られます。
区側からの報告は以上となりましたが、
最後に委員側(議員側)から
8階の各会派の部屋の引き戸ストッパーが付け忘れられていたことの問題、
車椅子では使いづらい庁舎となってしまった箇所が多くある問題、
カードリーダーの位置変更の問題、
エレベーターが連動しない問題、
駐輪場が少ない問題、
多くの問題点が指摘されました。
一番の問題原因である大成建設は
いつも傍聴していると思われる社員の数も減り、
この問題の関心度が急速に低下していることがわかります。
そして佐藤総合設計、区役所、
そして議会関連の部屋の問題では我々区議会側も
設計段階で見ているからには責任が全くないわけではないと
個人的には考えています。
我々は専門家ではないにしろ、
このような事例は大成建設のような大手建設会社であっても
完璧ではないことを前提にしっかりとチェックを行うべきでした。
この特別委員会の委員長の任期も少なくなってきました。
この問題が起こらなければDXなどにもっと多くの時間をさけたと思います。
返す返すも残念であり大成建設にはそれぞれの議員にも
時間を返してもらいたいという思いが募る年内最後の委員長職となりました。