文教領域の予算委員会が開催され、
立憲民主党会派からは私が質疑を行いました。
1,須田ビルメンテナス問題
企画総務領域でも質問した須田ビル問題ですが、教育委員会が契約していた案件は建築物の衛生管理に関して、烏山中学校・玉川中学校ではプールの管理も行っていました。昨年の時点で問題のある会社であると申し入れしており、企画総務の質疑では契約している部署全てに情報共有を行って対処していたと答弁がありましたが、教育委員会はその情報はなかったという答弁があり、庁舎内で統制がとれていなかったことが判明しました。プールなどもし夏場ならば生徒の健康にかかわる問題につながっていたかもしれない案件であり監督責任があることを認識しながら委託するべきと意見しました。
来年度も学校給食費無償化が続くことはすでに報告しましたが、日本は教育にお金がかかりすぎる国であり、学校教材費も無償化されるべきと質疑しました。教育委員会からは
「財源の問題ですぐには難しい」
と答弁がありました。
なので、個人で金額に差がでる物品に関しては議論するとして、ほぼ同じ金額で払うテストやドリルなどから無償化できないのか、もしくは財源の許すかぎり定額で補助するなど様々な政策ができる余地があると意見しました。
3,部活動の地域移行
この案件は私が質疑する前までに他会派から多くの意見や質問がだされたので一点だけ質問しました。
地域移行された地域側で教える監督やスタッフは報酬という形で賃金ではないので何円でもよいということになっているので世田谷区の労働報酬下限額である時給1330円以上を求めました。教育委員会側からは昨年同じ質疑を行っている関係で労働報酬下限額を意識して時給1400円を4月以降は設定していくという満点回答がありました。主張してきた内容が実現しました。
4,教員の負担軽減
未だに学校内で現金のやりとりが事業者側と行われており、お金の紛失リスクや教員の負担感が強いので廃止するよう改めて求めました。