本日は予算委員会で質疑を行いました。1、福祉関連の災害対策
昨年、成城ホールで開催された「障がいのある方と共に学ぶ地域防災」
という防災シンポジウムででた個別避難計画への
「紙1枚でどれだけ私達の事がわかるのか?」
という発言があり、さらなるブラッシュアップが必要ではないか、
と質問したところ、
「当事者からの声を丁寧にきいてブラッシュアップしてまいります。」
と約束してくれました。
また避難計画を作っても避難先の福祉避難所が開設できない場合の
対策はどうなっているのかと質問したところ、
「様々課題はありますが避難所設置に向け取り組みマニュアルなどの見直しなど行う」
ということで明確な答弁がありませんでしたので、
緊急時には複数の計画を作成しておくなどの柔軟な取り組みが重要である
と意見しました。
2、児童相談所について
東京都との財源の綱引きが地方分権に逆行している、
基礎自治体である世田谷区に児相が設置されていることのメリットを
もっとアピールしていく必要があると発言したところ、
子ども家庭支援センターと児相が同じ組織になったことで
仕組みやシステムを一緒にすることにでき、
情報の伝達がスムーズになったこと
一時保護のスピードもはやくなったことなど
多くのメリットがあるという答弁がありました。
我々含め世田谷区全体で空気感の醸成が必要です。
また、一時保護所に入る子ども達は虐待で静かに隠れて生活したい子、
保護者と反発や居場所なく非行にはしり枠にはめられた生活が嫌な子、
などそれぞれ立場が違うのでそれぞれにあった
一時保護所の細分化を求めました。
歌舞伎町の「トー横」に取材に行った内容や
そういった場所で居場所の提供などのサポートをしている団体に
取材に行っなどを紹介し、
子どもの立場に寄り添った体制作りが必要であると質問しました。
児相側からはすぐに一時保護所を細分化するのは難しいが、
質問内容を理解しそれぞれに配慮が必要でできる限り対応していくことが約束されました。
今回の質問前には児童相談所が非行に走る子ども達が暴れるなどの
ステレオタイプ的認識があり、
そういった認識が改まったことが最大の収穫でした。
3、医療的ケア政策について
人材の確保に取り組むこと、
昨年の3月に全く同じ質問をしたのですが、
放課後デイの利用などで月の利用料が
0円、4600円、37200円と段階があるが、
共働き世帯で700万円くらいの所得を超えると
37200円年間約45万円の固定費用がかかってしまう、
累進的な制度に変えることはできないのか?
質問しました。
区側からは財源確保が必要ですと答弁があり、
さらに累進的な制度に変えろと言っているので
イコール財源問題ではないのではないかと詰めましたが、
壊れたテープレコーダーで担当課の認識の低さに
大きな問題を感じました。さらに強く意見し、低い理解度を変えていきたいと思います。
4、保育園入園の空白期間
11月から1月に引っ越してきた場合、
世田谷区では1月・2月入園を申請することができません。
ある方が千歳烏山に12月引っ越すことが決まり、
11月に保育園の相談に行くと申請できません、
近隣自治体も同じですと対応しました。
しかし実際には調布市三鷹市、港区(相談者の勤め先)
申請できることが発覚しました。
窓口の対応は制度に無理解で大問題ですが、
ここまで近隣自治体が対応可能で世田谷区が年末に引っ越してきた方に
無慈悲である現実を変えるように強く意見しました。
以上、ご質問ございましたらお待ち致しております。