さて、先日の本会議で行った一般質問を3回シリーズで紹介する
最終回です。
最後の質問項目は
「外郭団体改革」
です。外郭団体の問題は
補助金として運営に区民の税金が投入されていますが、
そこが理解して運営していない団体があります。
未来に向けたビジョンが見えない団体もあります。
多くの天下りを受け入れながら結果を残さない団体も。
そんな外郭団体、改革しなければなりません。
区側の答弁も改革意欲はあるようです。
以下本文です。
外郭団体改革
最後に外郭団体改革をテーマに質問してまいります。私はこれまでも外郭団体へ意見してきました。先ほど紹介したシルバー人材センターのように上層部が高圧的で風通しが悪く、区民の税金を元にした補助金が運営に使われていることを感じているとは思えない団体があったり、自主財源が年々減り続けているにも関わらずなんの行動も起こさず多くの天下りだけを受け入れている団体があったり、区が補助金をできる限り減らすべきとの方向を述べているにも関わらず補助金削減の方向性を打ち出さなかったりと様々な問題を抱えているからこそ改革を提言してきました。
今回、コロナという外的要因ではありますが、区が外郭団体の補助金が削減の方向が少し進んだことで外郭団体が少しでも危機意識を持ってくれればと思います。トラストまちづくりなどに関しては当初の削減額からさらに踏み込むべきと発言してきましたが、先日の委員会では少しとはいえさらに踏み込んだ結果の報告がありました。評価致します。
これまで、一つ一つの団体に関して提言を行ってきましたが、いまだに多くの団体が明確な中長期ビジョンを示せていません。いつまでにどれだけの自主財源を獲得し、いつまでに補助金を削減するのか、広く区民に示すべきだと思います。さらにはそれぞれの団体がそれぞれの事業ごと一つ一つに中長期ビジョンを示したうえで団体の未来の形を示すことが重要だと考えます。文化財団のように一つ一つの事業に意思を感じることができる団体は多少の失敗があろうとも進むべき未来が見えるものです。逆に一つ一つの事業に明確な意思を感じさせない団体は中長期ビジョンを示すことが難しいと考えます。
また、私は最近提言を続けてくる中で中長期ビジョンが示せない大きな理由の一つがそれぞれの団体のスケールにも起因しているのではないかと考えるようになりました。
例えばトラストまちづくり、サービス公社、産業振興公社の三社が合併すれば、足りない部分を補いながらスケールメリットを活かして自主財源獲得を大きく前進させることができるはずだと考えます。また、スケールメリットは団体の中では人材育成などに取り組みことができます。区民にはビジョンを示すことができるのではないのでしょうか。
私が今申し述べたのは一つの私案にすぎませんが、区の中でもそれぞれの団体の未来について考え小さな団体の統合など計画を作ってはどうかと提言致しますが、区の考え方をお伺い致します。
答弁は映像からご確認してみて下さい。
27分30秒ごろからです。