本日は朝から千歳烏山駅西口南側で街頭演説。
日中は区外へ区民相談をお伺いさせていただき、
スポーツに関すること、
保育に関することなど、
お話しを伺いました。
保育のお話しを聞いたことで今日のブログは
今の世田谷区の保育の状況を数字を中心にお伝えします。
昨年、大きく保育園の入園申込者数は減少しました。
率にして前年のマイナス6.5%で待機児童も数年ぶりに500人を割り込みました。
今年は再び上昇に転じました。率にすると前年比3.2%の上昇です。
世田谷区5つの地域では
世田谷、北沢、烏山、玉川地域で上昇、
砧地域のみ減少となっています。
砧地域では新しいマンションなどの建設も進んでいる場所も多く、
意外な結果となりました。
昨年までと違う傾向としては3、4歳の申し込みが増加傾向にあります。
なぜそういった傾向になったのかこれは詳しく調査してみないとわかりません。
当初は子どもが3歳になり復職したり、
新たな職を探すという保護者が増加傾向にあるのかなと
考えましたが、関係者に話を聞いていくと、そうではない可能性も
見えてきました。
世田谷区には区が把握していない無認可などの保育施設があります。
昨年私が議会で取り上げた企業主導型の保育も無認可の部類に入ります。
そういった施設は0,1,2歳までの施設が多いことが一つの要因として考えられます。
さらには5歳まで預かる無認可の施設でも3歳4歳以降は
園庭のある保育施設を希望する保護者の方が多いという話も聞きます。
そうのような結果が今回の新しい傾向になったのかもしれません。
さらに
皆さんの最大の関心事である
「保育園待機児童はいなくなるのか?」
という問題ですが、高い確率で今年も待機児童が出てしまいます。
待機児童解消は世田谷区議会全ての会派の共通の政策でもあります。
どこかが邪魔をしているということはありませんし、
区の職員も最も働いている部署の一つであると
多くの方が認識するほど頑張っています。
それでも事業者の問題、保育園に適した土地の問題、
保育士さん確保の問題など
それぞれのが全力を尽くしても物理的に進まない問題が多くあり、
一年で定員数を増加させるのに限界があります。
昨年よりも減らせるかどうか、そういった数字が現実的かと思います。
私たちも引き続き全力で取り組んで参りますし、
皆様には保育園に適した土地や建物の建て替え情報など、
情報提供を宜しくお願い致します。