一般質問内容最後は公契約条例と入札制度改革です。
労働報酬下限額が1020円となった世田谷区
(これによって世田谷区で働くどんな臨時の方も最低賃金が1020円になりました。)
労働報酬専門部会の答申に今後どのような対応してくのかという質問と、
今回力を入れたのは前に進んでいかない
入札制度改革です。
大きく変えることが難しいなら変えられるところから変えましょう。
というところで法定福利費の問題と積算の問題について質問しました。
変われるか?世田谷区!
以下文章
・公契約条例について
先日区議会のほとんどの会派が参加して行われた公契約シンポジウムに参加してまいりました。改めて考える課題が大きく分けて二つあると思います。
一つは公契約審議会報酬専門部会が出した結論に答えた世田谷区の今後の対応です。目標は高く、急激な変化は難しいので段階を踏んで設定でよいとされ今回の労働報酬下限額が決まったと認識していいます。最終ゴールは高校卒業の初任給の時給割程度の水準が望ましいと答申がでています。ここまでは可能であってもここからは区の財政のことも考えると簡単にはいかないことは認識しています。個人的には答申よりも細かく例えば国の最低賃金を決めるような刻んであげるやり方しかないと思います。今後の取り組みや考え方をお伺いいたします。
そしてもう一つの大きな問題は両輪である入札制度改革が進んでいないことです。今回のシンポジウムでも入札制度改革の方に多くの時間が割かれました。区は目に見える形で答える必要があるのではないでしょうか。
例えば労災・雇用保険・健康保険などの法定福利費です。法定福利費は業務委託であれば一般管理費に含まれ、工事であれば労務費、現場管理費に含まれているとされています。これらわかりやすいように明記していくことが必要であり、正しい積算につながってくるのではないでしょうか。先進事例としては札幌の業務委託に関して、法定福利費の別枠計上を今年の1月から初めています。後ほどこの資料もお渡しするので読み込んで頂きたいと思いますが、誰が見てもわかるようになっています。まだまだ国内を探せばよりわかりやすい事例があると思います。当然、すべて把握しているとは思いまうすが研究し、実践すべきと思いますがどうでしょうか、お答えください。
入札制度改革の二つ目は積算についてです。工事予定価格の積算は設計と積算を同一事業者に委託しています。主に設計事務所に委託しています。これらはしっかりと設計は設計、積算は積算事務所と分離して委託すべきだと思います。この問題も先日のシンポジウムでも話題になりました。設計事務所がすべて担うことはどうなのかという疑問に世田谷区はどうこたえるのでしょうか。区の考え方をお聞かせください。
以上質問
区側の答弁は
「法定福利費を別枠計上してるとこあんの?うそ?知らなかった!」
「積算基準は今後公開していくから今日はそれで勘弁して~」
という内容でした。
今後ホームページで積算基準、必要経費の構成が公開されることになりそうです。
積算は積算事務所に委託したら?
という質問には
「そうすっとお金余計にかかっちゃうけどいいの?」
「手間と時間がかかるから無理っす。」
という内容でした。
とりあえず痛み分けといったところでしょうか。
入札背戸改革の詳細な部分に関する質問は初めてでしたが、
初めてにしては一定の成果を得られることができたと思います。
さあ町中には掲示板が設置されました。
都議選への機運が高まりつつあります。