視察2日目はハードスケジュールを組み
大阪府内を視察してきました。
まず午前中は今回の会派視察で私が要望した
医療的ケア児に対する大阪の看護師配置政策について
大阪府の教育委員会と意見交換しました。
なんと平成18年から小中学校への看護師配置政策がはじまり、
(府では平18だが正確には市単位でさらに前から取り組んでいた)
今では117校に看護師が配置され、
保護者が付きそう事例は全くありません。
世田谷区には看護師が配置された事例もなく、
義務教育とはいえ、医療的ケアが必要な子ども達は保護者の付き添いが
強制となっています。
教育委員の方の
「義務教育なのになぜ生まれた環境で左右されなければいけないのですか?」
世田谷区の教育委員会に聞かせたい言葉です。
この視察で一番勉強になった内容となりました。

次に民間施設である
大阪English villageへ。
万博公園近くエキスポランド内にあるこの施設は
体験型英語施設、
子どもから大人まで体験しながら英語をまなぶことができる施設です。
国内には唯一の施設らしく、
東京都の教育長、福岡市、名古屋市の教育長はじめ多くの教育関係者が視察に訪れているそうです。
視察している間も修学旅行生が来ており、
まさに修学旅行にはうってつけの場所だと感じました。

入国管理局の窓口からスタートするというつくりです。
館内のスタッフは全て北米人だとのこと。

次に池田市に移動。
不登校の児童・子ども達に対しての政策をべ勉強しに行きました。
就学率は100%、
市街からの子ども達も受け入れる(お金はかかりますが)
そんなフリースクールの取り組みがありました。
公設民営、ここに通えば学校に出席した扱いになります。
年々増加傾向にある不登校、
ここのフリースクールに入りたいという理由で
池田市に引っ越してくる方も一人や二人ではないとか。
教育に力をいれることで特徴を見いだせる典型例です。
池田市教育委員会が独自に運営する適応指導教室、自立を促す施設と
公設民営施設が2重のセーフティネットになっており、
まさに教育の池田市の名にたがわぬ取り組みを勉強させてもらいました。

その後は通り道であり最近も更生法適用などで話題の
森友学園を見学した後、
3日目の視察地である神戸へ移動し、
医療的ケア児に関する教育関連の方からお話しを聞いてきました。
全ての日程が終了した時には夜になっていました。
時間をむだにせず回ることができました。
下の写真は森友学園の認可が下りなかった小学校の前にて。