本日は予算特別委員会 福祉保健領域が行われました。
17時30分ごろから最後の質疑者として質問いたしました。
たった今終わりましたので内容を書きます。
一番目は
2月の一般質問の続きとして、
医療的ケア児について
川崎市の保育総合支援事業を例に今後の取り組み。
川崎市では今年度から市内全7区において
既存の保育園から一つのセンター園を決め、
看護師を設置し医療的ケア児の受け入れを始めています。
世田谷区も5つの総合支所において一か所の保育園を決め、
看護師配置を予定しています。
一か所目として烏山地域の松沢保育園と定め、
取り組みを開始することが今回の予算書の中に明示されています。
世田谷区と同じ似た状況であると感じましたので
取り上げました。
また、川崎市では来月からこれらのセンター園にもう一人、
看護師を配置し2名体制にし、
相談機能を充実させていくと予定であり、
区も充実した相談機能を求めました。
さらに、各自治体が医療的ケア児の取り組みをはじめており、
看護師確保が困難な事例が発生する場合は
保育士に実地訓練を受けさせ保育士も医療的ケアができる登録事業者になるという
可能性も探るべきと主張しました。
2番目の質問として保育士の処遇改善の質問です。
まず大きな問題としてブラック保育園と呼ばれるような
保育士の架空登録をしているような保育園がないかの確認をしました。
区はないと思いますが、しっかりとチェックしてまいりますとの答弁。
世田谷区には多くの待機児童がおり、
新しい保育園開設にあたり保育士確保が課題となります。
来年度の保育士は100%確保できていると発言していることを
とりあげ、確保と同時に離職防止に向けた取り組みも重要であると主張しました。
今回の質問に向けて何人かの保育士さんに取材を行ってきました。
保育士さんの日常の仕事はただ子ども達をみているだけではありません。
行事の準備(壁面の制作など)
成長記録・指導計画作成、
月案・週案・日案・日誌、連絡帳、
様々な仕事があり、
上記を子どもを見る8時間の中で行わなければなりません。
子どもが泣き止まないこともあります、
人間関係の中で書類作成をできる機会がない場合もあります。
その日のうちにできない仕事を持ち帰ることもあるという
お話しをされた保育士さんもいらっしゃいました。
働きやすい保育士さんの労働環境の整備を強く訴えました。
次に福祉避難所について質問。
昨年の決算特別委員会においてわかりにくい二次避難所という名称を改めよ、
福祉避難所に変えよと述べましたが、
わかりやすく福祉避難所に名前がかわり、
さて、この福祉避難所もしっかりと定義づけすることが必要であると
取り上げました。
とくに福祉避難所(母子)に関しては5つしか設置が見込まれておらず、
足りない現状を改善していくことを提言しました。
今回の質問で最大4万人、想定8000人の避難所確保が必要という
数字の試算がでてきました。
まだまだ始まったばかりの福祉避難所、
障がい者は福祉施設、
高齢者や母子は私立の学校などにもっとアプローチをかけてくれと要望しました。
最後の質問は児童相談所について。
ここまでの質問に時間をかけすぎて残り3分となってしまい
大枠の質問しかできませんでしたが、
都から世田谷区に移管が予定されている
児童相談所について、
移管されれば
今後、もし虐待事件が起これば批判の矛先は世田谷区に向くことになります。
担当部署だけではなく、
児童虐待問題を区にかかわる全ての職員が理解することが
まずスタートラインであるということ、
緊張感をもって取り組んでいただくことを要望し、
質問を終えました。
ご意見お待ちいたしております。