本日一般質問でした。
1問目、2問目の質問は原稿作ったので
掲載します。3問目は原稿無しで質問しのたで映像でご確認ください。
さて、25日19時30分からタウンミーティングにゲスト出演します。
烏山区民センターです。お時間がある方はぜひ。
掲載するチラシの下に質問現行アップします。
〇災害時の避難について
昨年の第4回定例会では熊本地震で起きた車中泊からのエコノミークラス症候群で亡くなった方を例に防災計画に車中泊対策を盛り込むように求めました。この事例にとどまらずいざ首都直下地震など災害が起きた場合、できる限り2次被害で亡くなる方を減らしていくことを考えるのは行政にとって大きなテーマです。
今回は地震後の火災リスクを考えていくつかの提言と意識共有をできればと思います。1月22日のNHKスペシャルで世田谷区を例にしたシュミレーションが映し出されました。その部分の映像のナレーションを一部書き出してみたのでご紹介します。
解析したのはおよそ112万人が暮らす東京世田谷区とその周辺です。
想定される首都直下地震の火災で住民がどう避難するかシュミレーションしました。風の条件は関東大震災のほぼ半分の風速8メートル、住民はすべて地震発生から1時間以内に避難を始めると想定します。出火場所は100箇所と設定、場所を様々に変えて3000通りのパターンを計算しました。するとその中に世田谷区だけでも数千人もの人の命が危険にさらされるケースが明らかになったのです。避難場所につながる住宅密集地では狭い道路に人々が集中します。そこへ火災が燃え広がります。狭い道路に取り残された人たちがいます。逃げ惑ううちに炎に巻かれ死傷する結果となりました。避難場所近くの住宅密集地での火災。そのリスクの高さが浮かび上がりました。このケースではほかの避難場所の近くでも複数火災が発生。死傷者はおよそ2,500人に上りました。
以上、とても衝撃的な内容でしたので、このシュミレーションを行った東京大学の加藤孝明准教授へ取材に行ってまいりました。加藤先生からは「下町よりも火災の危険が大きいのは世田谷区や杉並区である」という言葉と、1度同時多発的に火が付くと消しきれない「延焼運命共同体」の面積が大きく想定よりも被害が大きくなりやすいのが世田谷区と杉並区の問題だと指摘されました。さらには市街地火災を経験していないこと、世田谷区の街並みは火災発生場所が分かりづらく近くの炎が見えなかったり遠くから上がっている煙が近くに見えたり遠近感がつかみづらいといったリスクがあるとされ人が集まる場所例えば国道の交差点や細い路地などで人が亡くなる確率が高くなるという結果がでることになったと分析されていました。取材を通して見えてきたこれからしなければいけない対策は
まず、一時避難場所の小中学校や公園などの広域避難場所の周辺を特に安全にしていくこと、火災に強くしていくことが大事です。
2つ目にリアルタイムでのセンシングが重要となってきます。賛否両論ありますがドローンの活用でリアルタイムのセンシングの可能性を研究してほしいと思います。新宿では区と民間業者、大学、ドローン専門の会社との連携でドローンを使った災害対応の実証実験を実施しました。世田谷区も危険だと言われているからこそこういった実験の追及が必要ではないでしょうか。
三つめに区民への情報発信が挙げられますがこれは以前の質問でも提言した被害状況が登録できるスマートホンアプリの開発で伝えることが可能となると思います。
以上の三つ対策を中心に様々な団体などと連携して火災のリスクと戦っていただきたいと思いますが世田谷区の考え方はいかがでしょうか?
以上。
質問の答弁は
後日まとめて
掲載します。