というわけで午後の多くの時間をかけて
弦巻中学へ教育委員会発表会を視察してきました。
前半は公開授業を見学。
松丘小学校・弦巻小学校とも連携した公開授業は
9授業ありすべて視察してきました。
図書館を使った学習は
今日のメインともいえる授業でしたが、
個人的には期待はずれ。
図書館司書との連携で大きく変わったということですが、
確かに図書館司書が常駐したことは評価しますが、
自分が通った中学では当たり前のことでしたから
遅すぎたとも思われます。
(もっともまだ司書が常駐していない中学校が多いですが)
目に見える成果はまだまだ感じられませんでした。
まだまだここからだと思います。
当たり前のことを当たり前にやることは当然で、
誇ることは何もない。
教育委員会は
現場の先生に無用なプレッシャーをかけるのは
止めた方がいいと感じました。
一方、
最も素晴らしいと感じた授業は
弦巻中学校の生徒と松丘・弦巻小学校の児童が
一緒になってビブリオバトルをする授業や
中学生のブックトークを小学生が聞く授業、
とても良い授業でした、
中学生の頑張り、
小学生の真剣さ、
意義のある授業をみることができました。
中学生と小学生との授業は
多くの教育関係者の興味を集めていました。
やはり良いものがなんなのか、
見学者の数が物語っています。
図書館の授業はこの半分もいませんでした。
授業の視察後は講演を拝聴。
「学校図書館を活用した授業創造」
講師は日本学校図書館学会顧問
元昭和女子大教授 押上 武文 先生。
図書館における校長先生のリーダーシップ発揮の必要性、
アクティブ・ラーニングと学校図書館など。
夕方には有楽町で街頭演説見学、
日比谷野外音楽堂にて
連合東京が主催するクラシノソコアゲ応援団、
過労死ゼロ、
奨学金制度拡充、
介護士・保育士の処遇改善などの問題が提起されました。
全てが今後の日本に大きな影響を与える分野です。
学生は借金を背負い社会に出て、
電通のような一流企業が若者を使い捨て自殺に追い込み、
保育士介護士のような命を預かる仕事の賃金は公務員とは雲泥の差。
手遅れになる前に。