視察二日目は大阪へ。
「大阪の観光振興の現状と将来ビジョン」というテーマで
大阪観光局へ行ってきました。
来阪外国人観光客は716万人と年々増加しているとのこと。
そのかじ取りを担うのが観光局です。
特徴はまずその組織にあります。
観光局と聞けば府か市の管轄かと聞こえますが、
公益財団法人「大阪観光局」です。
大阪府大阪市さらには大阪の経済界が集まって
トップ会合を行い責任と権限の一元化、明確化を図り
誕生したのが大阪観光局とのことです。
海外でも有名な観光都市であるバルセロナやパリの
DMOという組織形態をモデルにして
日本版DMO、大阪版DMOとして観光戦略を描いています。
DMOとは「Destination Management/Marketing Organization」
の略称で行政や商業、交通事業者、宿泊事業者とのハブになり
中心的役割を担いながらマーケティング戦略の策定、
事業戦略のマネジメント、
各種イベントのプロモーションを担っていきます。
資料をじっくり読ませてもらいましたが
まだまだ自主財源比率が行政に依存しており、
海外のDMOとは違い本来の姿になっていないと
感じましたが重要性を理解することができました。

また、個人的に気になったのは
MICE招致に力を入れている点です。
MICEとは会議や研究、セミナー、などの頭文字をとった言葉で
大規模な学会、国際会議などを誘致する活動であり、
MICE開催地としての魅力発信にも力を入れていました。
下はそういった魅力を知ってもらうためのイベントのポスターです。

有意義な視察となりました。
また大阪市内は真田丸フィーバーとも言える状況で多くの
真田丸関連のポスターを見ることができました。