さて、予算質問都市整備の後半ですが、
震災時に発生する火災の対策として木造密集地域解消に向けた
狭隘道路(狭い道)解消策を提言いたしました。
消防車や救急車が通れない4メートルに満たない道は大きな地震などに伴い発生する
火災などの延焼を狭すぎてとめることができません。
できるかぎり拡幅工事を進め区民の皆さんにお願いていますが、
なかなか進まない理由が区のセットバックをお願いする姿勢にあると思います。
(セットバックとは道路の中心線から2メートルまで後退してもらうことです。42条2項の説明は長くなるので割愛します。)
セットバックしてもらう方法は大きく分けて
道路を寄付してもらう、
道路を無償使用承諾してもらう、
の2択となります。
そして、基本的に区は寄付を受け付けない文化になりつつあります。
「手続きに手間がかかり区職員が嫌がる」
とは先日取材した先の道路問題に詳しい区民の方のご意見。
区は手間がかからない無償使用承諾を目指しています。
税金がかからないと手引きには書かれています。
が、しかし、確かに固定資産税は免除されるのですが
相続税や不動産を市場に流通させる際には登録免許税も発生します。
いかにも税金がまったくかからなくなるという書き方は
おかしいのではないかと担当参事に質問しましたが、
「それらの税金の管轄は区ではないので詳しくはわからない」
という答弁。残念ですね。
この発言を聞いて担当参事に質問するのを止め、
その後の質問は副区長とやり取りしました。
副区長は
「寄付が一番の理想です。」
との答弁。現在の対応とは違った答弁になりました。
しかし、寄付の最大の問題点は
測量や分筆を自ら行わなければいけないという点にあります。
セットバックしてくれ、寄付してくれ、
でも煩雑な手続きや測量、分筆はそっちでやってね、
全部整ったら寄付をもらってあげるという対応なのです。
本気で狭隘道路をなくすなら測量くらいは区でやってもいいのではないでしょうか?
そんな質問に副区長は
「関係部署に調査研究させます。」
という答弁でした。
そんなこと言っている間に首都直下型地震が起こらねば良いですが。
自転車、災害対策、と質問してきましたが、
次に交通問題として地域の荷捌きスペースなどを整備する際、
警察は地域にも世田谷区にも何も連絡しないで進めている
という質問を昨年の議会で行いました。
その続きを聞きましたが、
次の5月に開催される世田谷区交通安全連絡会にて
区内警察4署との話し合いで議題に取り上げることが決まったことなど答弁がありました。
質問の最後は4月から始まる障がい者差別解消法について、
福祉分野が中心になって進めて政策ですが、
まちづくりこそ「合理的配慮」が最も求められる分野であり、
福祉関係所管以上に取り組んでほしいことを要望して質問は終了しました。
さて、本日でしが、日中に区民相談を2件伺い、
事務所作業の後、夕方にはお世話になった方のお通夜に参列。
夜は 中
畑清 前横浜ベイスターズ監督が
テレビ東京の夜のスポーツキャスター就任するということで、
駒大OBを中心に集まりお祝いしました。
新たな門出です。益々のご活躍を!
下はその様子です。