午前中に区役所にて資料整理、その後は区民相談でした。
午後からは大変お世話になった
連合中南ブロック地域協議会、
山岡俊典前議長の感謝の集いに出席。
初めてお会いしたのは5年前でした。
いろいろ育てていただきました。
長年続いていたやり方を変えたいと提案した
政策制度に関しても快く受け入れていただき、
ご迷惑もおかけいたしましたが、
特に最後の1年半は本当に勉強になりました。
お疲れ様でした。
ありがとうございました。
さて、今定例会の一般質問
最後の三つ目の質問を掲載します。
オンデマンド交通です。
オンデマンド交通は利用者のニーズに合わせたドアトゥドアでの配車を、
情報技術がサポートする、乗り合い型の交通システムです。
高齢者の病院通いなどに利用されているところが見られます。
では以下質問です。
次にオンデマンド交通について質問いたします。
世田谷区にはいまだに多くの交通不便地域があります。議会ごとに活発な議論が行われ解決策が話し合われてきました。世田谷区内の約20%が公共交通不便地域とされ、鉄道駅から500メートル以上離れ、路線バスから200メートル以上離れている地域と規定され、地図も公表されています。しかし、地域によって都心に近ければ本数も多く、実質は区が公表している交通不便地域はさらに大きくなります。たとえば千歳船橋駅発、つつじヶ丘駅行きのバス路線がありますが、給田2丁目や給田郵便局というバス停があります。このバス停は学校への通学バス的要素が強く、一日に朝の5時台と6時台に計3便しか走っていない路線です。このバス亭から200メートル円を描き、交通不便地域ではないとする世田谷区の交通不便地域の設定には大きな疑問を感じます。今後は交通不便地域の考え方の再考も必要ではないかと思われますがいかがでしょうか。
そういった現状だからこそ、ここまでこの給田、北烏山、南烏山の烏山地域における公共交通のあり方について多くの会派から質問が行われてきたのだと思われます。
これまでの議会と区のやり取りでは通常の路線バスは道路幅に適さなく運行が難しいとされ、コミュニティバスタイプの小型のバスでは経費の面で黒字化するのが難しいのではないかというやり取りがなされてきました。自分は烏山発成城行きのバスが榎の交差点から細い路を通行していることを考えれば通常の路線バスを通らせることもできるルートはいくらでも組めると思って降りますが、これまでのやり取りを考えて発言通告にも書いた通りオンデマンド交通についての提案を行います。
議事録を紐解いて見ますと今までもオンデマンド交通の提案が行われてきていますので詳細な説明は省きますが、広い世田谷区を考えると実際に導入するとなればオンデマンド交通も地域割りを行いながら導入することが必要であると考えます。
また、地域を区切る際には町名などでばっさりと区切るのではなく文化圏を大事に設定することが必要です。たとえば千歳烏山駅を中心に円を描くように設定するなど。
さらに最も重要なのは採算性と公共性です。どちらか一方に偏ってもいけないと考えます。そのためには既存のオンデマンド交通よりも細分化した目的ごと管理運営されたシステムの構築が必要であると考えます。お年寄りの足として病院や買い物を目的としたオンデマンド交通を想像する方が多いと思いますが、時間帯で区切ることによって様々な用途が考えられます。幼稚園保育園の通園を想定することもありえるでしょう。車に機能が備わっていれば放課後デイサービスも想定できます。さらには公共性といえば子どもの学習支援目的も想定できます。まだまだ可能性ややり方、組み合わせ方は様々考えられると思います。以上これらのことを加味した上でオンデマンド交通の取り組みや研究を行ってもらいたいと考えますが区の考えはいかがでしょうか?