視察三日目は福岡県北九州市枝光の商店街へ
行ってきました。
企業とすむ人々、そして商店街が一体となった地域密着の取り組みを中心に視察でした。
区民生活常任委員会の視察ですから
行政視察なのですが、
珍しく行政抜きの地域の取り組みを視察です。
日本全国どこでも大きな課題となっている高齢者への対応、
少子高齢社会への適応の問題を考えさせられる取り組みでした。
枝光というまちは坂が多く、
地元の人いわく
「斜面に家を植えた」
町並みとなっています。
ですから、高齢者の方は坂の上り下りに大変難儀するようです。
そんな高齢者の生活に地元タクシー会社は
大型の乗り合いタクシーを導入。
大型タクシーで地域を回り、商店街まで運びます。
みな一緒に商店街に行き、
そこではそれにあわせてイベントも行う、
地域のコミュニケーションが取れているように見えました。
また、地域事情で撤退した銀行の跡地に
「アイアンシアター」
という劇場をつくり、
高台に住んでいるお年寄りが街に出る楽しみを確保する取り組みも行っています。
決して活気があるまちではありません。
しかし、地域に流れる時代の移り変わりに地元企業も商店街も必死に
対応しようと取り組んでいる姿を見ることができました。
地域を守るために何ができるかを考えることは世田谷区でも必要です。
タクシー会社の社長さんの
「この地域に寄生している。寄生しているからにはなんとしてもこのまちをい守る」
という言葉がとても印象に残った視察でした。
写真は乗り合いタクシー。

写真はアイアンシアター。
隣の道も急な坂道でした。
ちなみに貼ってあるポスターは民主党の緒方林太郎衆議院議員dした。
追伸
昨晩は小倉に泊まりました。
ちょうど小倉の祇園祭りが行われており、
多くの山車を見学することができました。