世田谷区では敬愛する速水御舟展が開催されており、
そちらにもいきたいところでしたが
どうしても行かなければ後悔する思いがあったので
国立新美術館へマグリット展を見てきました。
前回のマグリット展から13年だそうでもうそんなにたったのかという思いです。
すばらしきボリューム。
各時代を細かく分析、
バランスも良し、
休憩所にはマグリットの撮った映像が公開されるという全体的には満足感の高い展覧会でした。
白紙委任状2枚、ゴルコンダ、光の帝国Ⅱ、大家族、
見所たくさんです。
が、
そこまでしてなぜ残りの光の帝国がないのか、
山高帽の男がないのか、大家族の良い方がないのか、
という不満もあります。
贅沢な怒りだとは思いますが。

先日テレビで見た山下清に感動し、
京都錦市場のPRに若冲が使われていることに感動し、
ここ最近は日本画に傾倒しているところにシュールレアリスムと、
美術館が楽しくなる心持が絶えない今日この頃です。
この勢いで速水御舟と行きたいところです。
しかし、事前調査をしていません。
山種美術館にあるあの名作はあるのか?
独自の工夫はどのようなものなのか?
ハードルがクリアーできているかが心配でもあります。
皆様もぜひその目でマグリットと速水御舟を。
