2つ目の質問はペットボトルのキャップ(エコキャップ)の区の取り組みについてです。
まず、区内の小・中学校など区のどれくらいの施設で回収が行われているかを質問しました。
区は小・中学校26校、児童館・福祉施設8か所、計34か所で寄付回収が行われているという答弁でした。
このエコキャップ運動は
キャップの回収
↓
リサイクルメーカーへの売却
↓
売却益をワクチン団体へ寄付
↓
途上国
という流れです。
4月大手新聞社がエコキャップ推進協会はワクチン団体に寄付をしていなかったことを大きく報道しテレビ、週刊誌が後に続きました
私がこの団体があやしいと思い調べ始めたのは昨年でした。2014年6月の説明ではパワーポイントでわざわざ資料を作り、ワクチン寄付をやっていると説明していました。この時点で10か月もワクチン寄付をしていないにもかかわらず、です。
私は事務局長の言動に怪しさを感じ、個人的に調査を始めました。
その結果、様々な証言からワクチンが送られていないことを確信し事務局長に聞いたところ認めました。
昨年12月、世田谷区にその内容を説明し、対策をとることを要請しました。
しかし、落選中ですから、自分の声などまったく無視され、まったく対策なく、今回、この質問を行うことを表明するまで世田谷区のホームページに「エコキャップ推進協会」へ回収してもらい、ワクチンになっていますと歌っているページが存在しました。
もちろん、区も騙されていた側ですから罪はありません。しかし世田谷区の子ども達の善意を食い物にされているのですから怒りをもって抗議するべきだと思いますし、もっと注意深く対応すべきだったと思います。
区は質問に対し、
「当事者であるエコキャップ推進協会に対して、これまで協力してきた各団体へ経緯や今後の活動等を説明するよう申し入れを行う。」
と約束してくれましたが、
そもそも憤りみたいな感情は起きなかったのか?
という追加質問をしたところ、
「遺憾に思います。」
言葉づかいは難しいですから「区は大変怒ってます!」なんて答弁はありえないので理解しましたが、しっかり対応してもらいたいと申し入れました。