本日は午後に
故郷の給田4丁目にあるケア付き賃貸住宅である
「ドレミハウス」を見学してきました。
特養や有料老人ホーム(高い部類の)とは違い
さらにはサービス付き高齢者住宅や老健とも違う施設です。
厚生労働省はどこにも属さない中間的な
新しいケア付き賃貸住宅構想を2013年には考え始めていました。
下の図は日本経済新聞2013年7月の記事から抜き出した図です。

しかし、未だに法的な位置づけがしっかりとできているかといえばできていないという
状況になっています。
簡単に言ってしまえば現実を考えていない規制がまだまだ多いということです。
特養をまっている中には高級老人ホームは無理だけど、
という人達が多くいるのです。
この中間層に対してこういった施設が増えることは
特養を待機している人たちにも新たな選択肢となります。
こういった施設を一から作るのは大変な労力と資金力がいります。
ですから既存の建物を再利用することが一つの方法となります。
視察にいったこの「ドレミハウス」も
元は企業の社員寮でした。
しかし、
既存の住宅を改造してサービス付き高齢者住宅にするには大きなハードルがあります。
ここの施設は結局国や都、区などからの助成金なしで新たにエレベーターを設置したり、
内装を模様替えしたりしてスタートしています。
廊下が狭いかったりと都の方に指摘あれたりという苦労があったそうです。
規制改革、もしくは東京を特区扱いにして規制緩和を行うなど、
早急に新しい法整備・新しい法的位置づけ、が必要だと強く感じました。
とても書ききれませんが、介護や医療にもつながる
日本が今抱えている問題の縮図を見た一日となりました。
下はドレミハウスの画像です。



特に感動したのが美容室の機能を持つ部屋があること。
美容師さんが定期的にきているそうです。