先日、とある区民相談があり、
大蔵団地についての質問をされたので、
この機会に書いておきます。
世田谷区内屈指の戸数である大蔵団地、
昭和34年から38年にかけて建てられた団地です。
区内では昭和20年代から建てられた住宅が目立ちますので
大規模で目立つ存在の大蔵団地の建て替えは行われてきませんでした。
管轄する東京都住宅供給公社(JKK)も昭和34年以降に建てられた住宅は
順次行っていくという考え方から
34年以前の建て替えを優先してきました。
そんな中、今年の5月に民間の活力を使った再整備ということで
大蔵団地の建て替えが発表されました。
ここで問題なのが、
JKKも世田谷区も丁寧な説明を行わなかったことです。
住んでいる方、地域住民、正確に把握していない方が多いです。
いつ、どうすればいいのか、不安な方からの相談だったわけです。
「説明はしている。」
「管轄ではない。」
行政はいつもこうです。
世田谷区砧総合支所のまちづくり課や
JKKの方とお話をするとこのように繰り返します。
相手がどのように受け取るかが問題なのであって、
説明したかしていないかは問題ではありません。
こういった所から行政の信頼は薄れていきます。
丁寧な対応が求められます。
大蔵団地は
今後、おおむね三年以内に建て替えに着手する
建て替え選定住宅に選ばれた
というのが正確な情報でです。
さらに言えば建て替えをスタートさせる一年以上前に
改めて説明をすることになっています。
次回の説明が混乱につながるものではないことを祈ります。
下の写真は世田谷区新町のとんかつ「しんわ」さんの
カツ丼重。先日食べたものですが、
店内では甲子園中継。
冷奴に甲子園と今年一番夏を感じた一瞬です。