本日は午前中に
東京都労働局の課長さんから労働災害防止計画について
話を聞きました。
ここ数年は減少傾向にあった労働現場での死亡事故、
昨年のこの時期を8人上回るペースだという状況だそうです。
死傷災害は4月末時点で2143件。昨年の同時期は2002件で、7%の増加です。
もちろん建設業や運送業、製造業も多いですが、
デスクワークしている方でも労働災害というものは起こります。
昨年の建設業・運送業・製造業の死傷者数は4022人。
一方その他の業種の合計は5541人です。デスクワークしている方も
たとえば階段から落ちたり、デスク機器類で怪我をしたりと身の回りに危険は
潜んでいます。
特にこれからは熱中症が問題です。
建設現場の方はもちろんですが、
屋内にいても熱中症で倒れる方はたくさんいらっしゃいます。
これからの時期、気をつけなければならない問題です。
もうひとつ印象に残ったお話が東京のいたるところで
消えかけていた再開発の話が浮上しているそうです。
(スーパーゼネコンの役員クラスの情報だそうで。)
2020年に向けて今以上に建設業種の人材不足が起こるのではないかとの
懸念を東京都は持っています。
夕方には日比谷野外音楽堂で、
stop the 格差社会!暮らしの底上げ実現集会に参加。
ホワイトカラーエグゼプションの議論、
金銭解雇制度反対を改めて考えました。
思えば第一次安倍政権で
根拠も示さず900万円以上の年収の方は残業代ゼロ
と突然言い出して強い反対にあい取り下げ、
第2次安倍政権になって
「1000万円以上なら残業代ゼロでいいでしょ?」
と今回もまた根拠もなく発言し、
反対が強いと
「会社の幹部候補生だけにしましょう」
どこからどこまでが幹部候補生なんだか定義もなく
さらに意味不明な方向に向かっています。
この問題を主導しているのが
経済同友会の長谷川閑史氏(武田薬品)
「おれは献金を一切してないから言いたいことが言えるんだ」
と次から次へと提言していますが、
いやいや、
経済同友会全体でどれだけ献金しているのでしょうか。
経団連でどれだけ献金しているのでしょうか。
これが金権政治といわずしてなんと言うのでしょうか。
多くの政治献金を受けている経済団体から
「やれ」
といわれれば自民党も反対することはできないでしょう。
だから危険なんです。
年収500万円の社員に
「君は今日から幹部候補生だ!」
って言われたらどうなるでしょうか。
「幹部候補生は残業代無しだ」
逆らえない社員がたくさんでることでしょう。
果たしてこれでいいんでしょうか。
皆で考えましょう。
写真は
民主党・海江田万里代表と
ジャーナリスト鳥越俊太郎さんです。