地方分権が進み、区に権限がおりはじめて来ています。
その一例が以下の保健所に降りてきた、
健康増進法に基づく虚偽・誇大広告禁止の勧告・命令事務
の移譲です。
この一番身近な地方自治体である区に権限が降りてくる
地方分権は大変に良い流れだと思います。
大阪が進めようとしている大阪府を大きくして市の権限を
減らしてく大阪都構想には反対です。
時代に逆行している政策だと思います。
日本の戦時中に行われた政策で
東京は23区制度になっており、
この都と区の不平等な関係を改善するために
60年近く区は戦ってきています。
権限をおろす最に重要なのは同時に
財源、予算も一緒におろすことです。
真の地方分権改革を進めなければならないと
思わされた記事でした。

さて、毎年5月に駒沢給水塔風景資産保存会の総会があるのですが、
その案内が掲載された会報「双塔」の記事を下に掲載しました。
大変お世話になった久野富雄さんの訃報です。
勿論、新聞の記事にも亡くなられたことが出ており、
大変に残念な思いを持っていたのですが、
(元住友倉庫常務だということはそこで初めて知りましたが)
改めて駒Qの双塔で文字になって読むと、様々な記憶が蘇ってきます。
久野さんがいなければ保存会に入ることもなかったでしょう。
久野さんのご自宅から見た駒沢給水塔の眺めはまさに風景資産でした。
晩年はご自宅からマンションに移られ、
昨年の9月にお会いしたのが最後になってしまいました。
お昼過ぎにたずねたとき、歯を磨きながら出てこられ、
にこやかに笑いかけて下さった顔が忘れられません。
ご冥福をお祈りします。

ご自宅とマンションを結ぶ道から給水塔の写真、撮ってきました。