本日も昨日に引き続き池尻大橋の東急労働会館へ。
本日のセミナーは「ブラック企業」
講師は以前から知り合いでテレビでもご活躍の
ブラック企業対策プロジェクト協同代表・藤田孝典氏。
近年の新しい労働問題であるブラック企業問題は
必ずしも違法企業ではないものの
「若者の労働の使い捨て」が疑われる企業で、
大量雇用・大量離職を繰り返し成長する企業であり、
若い労働者が働き続けられないモデルを作り出し、
低賃金・長時間労働、固定残業代など労働に対して
知識のない若者を使える者と使えない者に選別する企業であるということがわかりました。
使えない者は鬱病になり、
自己都合退職させられる実態、
離職率が高い、
ボーナスがない、
定期昇給がない、
過剰なPR情報、
精神主義的傾向、
などがブラック企業の特徴であるようです。
若者を使い潰すことは鬱病の蔓延と社会保障の増加、
少子化と市場の縮小、
税収の減少につながっていくなど、
ブラック企業の放置は社会崩壊につながっていくことになり
国全体の問題として考えていかねばならないということがわかるセミナーでした。
下の図は
各年代の医療費に比率を色分けした物です。
青が精神疾患に関係する分野、
黄緑の「新生物」というのは癌のことです。
こう見ると若い世代の医療費の中で精神疾患がしめる割合が
異常に高いことがわかります。
20~24歳ではなんと40%にものぼります。
下の写真は藤田氏