本日は、年金に関する勉強会へ。
今回は年金積立金に特化した勉強会でした。
この年金積立金は難しい制度もあったり
わかりにくかったり、
身近な問題のはずですが、
一般的な議論には盛り上がりに欠ける分野です。
年金積立金について知っているか
知らないかの内閣府が実施したアンケートは
20代の半分以上が知らないという答えで、
30代も40代も知っているという答えは少なかったのが印象的でした。
知りたいことの希望があるか、
のアンケートも
運用と今後の年金の関係性という答えが一番ですが、
特にないという答えも多い分野です。
年金積立金とは
厚生・国民年金の保険料のうち支払いに充てられた以外の残りの部分で、
積立金として積み立てられた資金のことです。
その運用益を今後の年金給付に充てることで、
次世代に少しでもプラスになるようにしています。
ちなみに運用益はプラスの年とマイナスの年、
両方あるんですが、トータルでは2%以上の運用益をだしています。
20兆円以上の運用益です。
なんだ、いいじゃん
と思った方もいらっしゃるでしょうが、
そもそも、国民に黙って勝手に運用していいの?
という疑問にぶち当たります。
運用している
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)
きちんとした組織なの?
有識者や労使の代表が参加して会議をひらいているのだけど
年数回、年数時間、
これってただのガス抜きじゃないの?
そもそもこの組織、天下り天国じゃないの?
損失だしたら責任とってくれるの?
などなど
議論していかねばならないことがあるわけです。
今後も取り上げていきたいと思う問題です。
写真はお話をお聞かせいただいた、
慶応義塾大学・駒村康平教授です。