本日の午前中は世田谷区役所にて様々な意見交換をしたり、
とあるスポーツ普及を頼まれて、そのお手伝いをしたりと
していたのですが、本当に暖かい気候です。
歩いていると汗ばむようなお昼を迎えています。
さて、
一昨日、
1票の格差が大きいため昨年12月の衆議院選挙の無効を訴えた裁判で
最高裁判所大法廷で違憲状態だという統一判断が下されたことは
新聞全紙が報道しました。
それに似ている
あまり知られていない問題で
東京都の中や23区内の中でも1票の格差は起こっています。
まず東京都。
東京都議会議員選挙の選挙区で北多摩第3という選挙区があります。
調布市と狛江市をあわせた選挙区で
夏の選挙では248898人の有権者がおり、定数は2人。
124449人に一人の都議会議員でした。
一方23区内は各行政区が選挙区に分かれていますが、
その中で千代田区を見てみると
43396人の有権者がおり、定数は1。
つまり1票の格差は2.8677倍になるわけです。
ちなみに島嶼選挙区(東京の島をあわせた選挙区)
の有権者は22986人。
その差は5.414倍です。
島は特殊事情という扱われ方をします。
島嶼選挙区の都議も北多摩第3選挙区の都議も同じ金額の給料をもらっています。
区の方では
平23年の統一地方選において
千代田区の有権者数は40986人、区議会の定数は25人
世田谷区の有権者数は690738人、区議会の定数は50人
世田谷区は13814.76人に一人、
千代田区は1639.44人に一人、
に区議会議員がいることになります。
(千代田区はここ2年で2300人近くも有権者が増えたんですね。)
区の場合、都議と違って同じ立場で仕事をするわけではないので
単純比較はできません。
そしてこの数字を出したからといって
世田谷区の区議会議員を増やせと主張したいわけではありません。
むしろ23区内で他の区の区議会議員が多すぎると思うので
世田谷以外の区は議員減らした方がいいと思いますが。
清き1票をご投票ください
という言葉がありますが、
世田谷区には国政においても都政においても区政においても1票の価値はありません。
日本の中で1票の価値がかなり少ない場所の一つが
世田谷区になっていることは間違いありません。
皆さんはどのようにお考えでしょうか。
(この記事の数字は藤井まなが調べた数字ですので間違いがありましたら申し訳ございません。)
明日は昨日、世田谷区長が会見し明らかになった下北沢の計画について書きます。
どうやら多くの新聞も取り上げているようで、
紙面をぜひごらんください。