世田谷区内に線が引かれる。
今回の相続税の増税は区内で明暗が分かれる。
そんな言葉を1週間くらい前に聞いたのですが、
そのときはあまり気に留めませんでした。
さて、本日はろうきんの皆さんと
全労災の皆さんと会合の後、
皆さんと共に相続に関するセミナーに
出席いたしました。
正直、まだまだ親も元気で自分も若いと
相続のことなどまったく考えない、
そんな方も多いのではないでしょうか。
しかし、相続に関しては事前の準備がとても大切だと
考えさせられるセミナーとなりました。
法定相続に関しては自分が法学部出身ということもあり、
分配の比率などは丸暗記していたのですが、
例えば相続放棄する場合の家庭裁判所に願い出る
期限が3ヶ月である
(亡くなってから3ヶ月は短いと思ったのは自分だけでしょうか?)
や
祭祀財産(お墓など)
が地域の習慣で決まる、裁判所に決めてもらう
など細かい部分で知らないことが多くあり、
勉強不足を痛感いたしました。
また遺言の必要条件は
名前、手書き、日付、印鑑もしくは母印
多分そうであろうなとは
思っていましたが、改めて知識として
頭の中に入りました。
そして一番の問題は
2015年1月1日から改正される相続税の問題です。
基礎控除が4割減になるわけです。
そう、ここで一番最初の文章となるわけです。
世田谷区内では地価が場所によって違います。
世間では調布市あたりがちょうどラインではないかといわれているそうですが、
1週間前に自分に話しを聞かせてくれた方は
世田谷区内にラインがあると考えていたわけです。
では例を挙げて
見ましょう。
夫がなくなり妻と一人息子が残された場合、
法定相続人は2人。
現状では7000万円まで相続税が免除されます。
これが改正されてからは
4200万円までしか免除されないわけです。
つまりこの3000万プラス法定相続人数かける600万円
という数字が土地の値段だけを考えた場合、
実際にはどこかに見えない線として引かれるかという問題になるわけです。
皆さんの場合はいかがでしょうか。
気になる方は今のうちにお調べになってはいかがでしょうか。