本日から2日間、
福島県の観光課、観光物産交流協会の方々と福島県を視察し、
今後の福島県の観光について何ができるのかを
考える会合に参加しています。
まず福島県の方からあったお話は
観光が激減したということ。
会津地方は八重の桜などがあって,
いいのではないかと思っていたのですが、
最も減ったのは教育的観光だということです。
年間70万人の教育的観光が12万人に減ってしまったとのこと。
他地方の学校で福島県に行きたいという声は結構あるらしいのですが、
結局、PTAが反対して断念するというケースが圧倒的だということです。
多くの地域で除染が行われ、福島全てが危険ということはありません。
逆に圧倒的大部分が安全な場所です。
一日目の前半は原発から20キロにある川内村を視察、
ここはまさに復興の最前線といえます。
最初に草野心平の天山文庫を見せていただき、
次に川内村の名産である「いわな」の養殖場を見学。
お昼はいわな御膳。
昼過ぎに川内村遠藤村長からお話を聞きました。
家屋の除染は今年の3月に全て終了し、
全村民避難から2年半、徐々に村民が戻りつつあり、4割以上の村民が
戻ってきているとのことでした。
田んぼも3年ぶりに再開、
村民の子ども達は震災前よりも成績が良くなったとのこと。
川の底など完全に除染できない部分がありますが、
学校の校庭をはじめほとんどの部分で除染を行い、
子ども達は元気に外で遊んでいます。
下の画像は廃校になった学校の跡地でスマートフォンの部品を作っている工場、
完全屋内栽培の野菜を育てている会社、
川内村で働く皆さんの力強さを感じることができました。
夜は世田谷区とも交流の深い二本松市の岳温泉にて震災当時のことを
方ってくれる語り部としても活動している女将がある温泉宿へ。
たった3年しかたっていないのに、
多くの人の反応が震災のときとは変わってしまって
風評被害が大きい傷になっているという現状が痛いほどよくわかりました。
今日は
一人でも多くの人が
福島県がこのままでいいのだろうかと
思っていただきたいというおもいでこの文章を書きました。
今、こうしてWⅰfiの電波で文章をネットに掲載して
書き終わったら温泉入って、二本松の地酒のんで寝ます。
これだけでも意味があることだと自分は思っています。
今、今年中にもう一度、福島県に来る計画と
来年の前半に東京で大規模な物産展を開催しようと企画をしています。
もし興味がある方がいたら是非一緒に福島にいきましょう!
で日本酒注ぎました。
二本松の大七のきもとというお酒です、
ぐいっといかせていただきます。
では。