政策研修合宿2日目
つまり昨日ですが、
三浦市から横須賀市役所に移動。

市議会に表敬訪問、
児童相談所の説明と
説明ののち、実際に施設を見学させていただきました。
中核市で児童相談所を持っているのは
横須賀市と金沢市のみ。
金沢市は石川県の県庁所在地でもあり、
施設などを新しくしないで児童相談所を開設できたそうですが、
横須賀市の場合は手探りで相当な苦労があったようです。
とくに一時保護所などの新設が大変だったとのこと。
開設することになってから8年たったが3番目になる市は現れていない
との担当の方の言葉がとても印象に残りました。
職員数は45名。
東京23区内にも児童相談所を都から移管すべきだという議論は
たびたび起きているようですが、
人員の問題、費用の問題、さまざまあり、
実現しているところは一つもありません。
大阪に次ぎ二番目に相談件数が多いのが神奈川県。
自分は
通告件数が多いから児童虐待が多いというのではなく、
実際にあるものが表面化しただけだと思います。
つまり、表面化していない児童の問題が
東京23区にも多くあるということが考えられます。
ちなみに東京都は3番目に相談が多いが、
人口比率から考えてこの数字は東京都がいかに児童相談に
力を入れていないかであるとも言えるのではないでしょうか。
身近に相談に行ける児童相談所があれば
悩んでいる方や情報を通報する方のハードルが下がるのではないでしょうか。
(都道府県別の相談件数は大阪が8900件、
神奈川の7296件、東京の4559件の順。)
横須賀市では全体の流れがスピーディーになった、
相談のハードルが神奈川県の児童相談所よりも
身近になった、
との声を聞くそうです。
市長のトップダウンだからこそできたこと、
毎年かかる経費は15億円(5億円は国庫補助金)
いざ、世田谷区に置き換えてみると多くの反対派が
でそうだなと思いました。
それでも区レベルの児童相談所は必要だと思います。
東京には表面化していないたくさんの児童虐待があると
感じるからです。
また、より身近な障碍をもった子どもたちに対応する
施設が必要であり、児童相談所はその機能も有していることから
世田谷区に世田谷区が運営する児童相談所が開設できるように
見てきたことをまとめ、政策に変えてまいりたいと思います。
(横須賀市では相談の半分以上が知的障がいに関しての相談です。)
個人的には東京でのネグレクト
下は実際に施設を見学した際の写真です。
様々な機能を持った施設で驚かされました。

