悪貨は良貨を駆逐する。
本日は労働者派遣法改正に向けた
会合に参加。
実際に派遣切りにあった方々の話や
貧困問題対策を行っている
日弁連の猪俣正先生のお話などを伺うことができました。
全ての派遣の方が同じだとは思いませんが、
今回お話を聞いた派遣切りの方の話は憤りを感じざる得ませんでした。
今、派遣で働いている人たちの約6割が
正社員として働きたいというアンケート結果、
そもそも派遣というのは働き方としては例外的なあくまでも
特殊な状況の形態であるという考え方から始まった働き方です。
これが常態化できるようにするという今回の改正は
企業が正社員を雇わなくなるのではないかという
大きな問題につながっていくような気がしてなりません。
ここで自分の心に思い出された言葉が
「悪貨は良貨を駆逐する」
です。
この誰もが世界史で習ったと思われる
トーマス・グレシャムの言葉、
悪貨を派遣という働き方に置き換えれば
同じ危機意識を持たざる得ません。
今後の日本の成長に大きな影響を及ぼす問題です。
下は連合、古賀会長が会合のはじめに懸念を示す
挨拶をしたときの写真です。